獣医師の先生方へ

我々JACCTは獣医循環器医の派遣による循環器内科診療および心臓外科,胸部外科症例に対する出向手術を主な業務としております。

心臓外科

心臓外科は他の手術と異なり,術者のみが熟練していればできるというものではありません。安全でクオリティの高い心臓外科を実施するためには,術者,麻酔医,体外循環技士は当然のことながら,助手や器具助手,外回りに至るまで年単位の研鑽が必要となります。また,心臓外科専用の高額な機器が多数必要となるため,一般に動物病院で心臓外科を始めようとした場合初期導入費用は数千万円をくだりません。動物における心臓外科は強いニーズがあるにも関わらずなかなか一般化しない理由としてこの「人」と「設備」の問題があります。

私たちJACCTはそのような現状を打開すべく,動物の心臓外科適応症例に対し出向手術を行っております。術者,助手,器具助手,麻酔医,体外循環担当医など,手術に際して必要な人員全てを当チームから派遣致します。手術実施において必要となる特殊な医療機器(体外式ペースメーカー,除細動器,観血的血圧測定器,シリンジポンプなど)はJACCTが用意する事が可能なため,貴院で準備していただく必要はございません(麻酔器,エコーなどの移動できない機器は貴院のものを使用させて頂きます)。これにより心臓外科開始に伴う初期投資費用を大きく削減することができ,年一回程度の手術でも実施可能です。

術前の手術適応症例の見極めや患者さまへのインフォーム,術後管理指導などもメール,お電話,直接訪問,院内セミナーなどを通じて積極的に行わせて頂いております。
貴院で心臓外科に強い興味をもち,手術に参加希望のスタッフがいる場合は積極的に参加して頂いております。一定期間のトレーニング期間を経たのち,手術に必要な技量を得た暁には正規手術メンバーとして参加して頂くことも可能です。

一次病院,二次診療施設問わず心臓外科に興味があり,「当該地域における心臓外科が必要だ」と感じる先生がいらっしゃいましたら,是非一度お問い合わせください。

TEE pre CF
TEE post CF

循環器内科

動物の循環器に関して専門的な知識と技術を習得した獣医師を派遣致します。派遣される全ての獣医師は当社規定の一定期間の研修を修了,もしくは同等以上の実績をもつ獣医師であり,動物の循環器内科診療を行うに当たり十分な能力があることを保証致します(獣医循環器認定医も多数在籍しております)。
診療形式に関しましては,週一回や月一回など貴院のご希望や状況に合わせて設定可能です。

血液透析、ペースメーカー

血液透析やペースメーカー装着を必要とする症例には循環器に関して専門的な知識と技術を取得したスタッフを派遣いたします。心臓外科と同様に血液透析及びペースメーカー装着を行うにあたり必要となる器材、物品はすべてJACCTにて用意することが可能です。ご検討、ご希望のある方はご連絡ください。

血液透析
ペースメーカー
ペースメーカー植込み後(仰臥位)
ペースメーカー植込み後(側面)